美しき雪山莇ヶ岳で雪山シーズンイン!
12月に入り今年もいつの間にかあと10日。
今年は果たして何か達成感の得られたことがあっただろうか?
仕事は相変わらず一年中ごたついてるし、趣味の登山もコロナのせいなのか遠征らしい遠征には今年も
出かけられなかった。
ま、平々凡々なのが一番かもしれないけど、何かに挑戦してきたという実感もないし結局またしてもモヤモヤした一年だった気がする。
せめて一度だけでもガツンと達成感のある遠征行けてたら違ってたのかもしれなかったと思っても仕方のない事ばかり考えてしまう。
まだ終わってないけど、来年こそは充実した年にしたい!
何か毎年同じこと言ってる気がするな(笑)
そんな中ようやく冬らしい寒気が入ってきて近場の山にも積雪が期待できそうな週末だったので、最近の傾向らしく当てもなく出かけて思いつく
山に向かうことにした。
近場の雪山に登る時はだいたい十種ヶ峰か莇ヶ岳。
少し足を伸ばせば広島の深入山ぐらいか。
とりあえず鹿野方面に向かってみたが、道中はほとんど積雪ナシ。
あっても日影に少しだけ雪が残ってる程度。
おまけに雨も降りだした。
こりゃ中止して何処か温泉でも入って帰るか?
と、半ばあきらめかけてたけど、一応登山口には行ってみるかと莇ヶ岳登山口へ。
すると、向かうに連れて雪も増え始めて雨も止んだ。
登山口に着くころにはすっかり登行意欲も回復し、雪山モードに。
登山口には4台ほどの車が。
しかも屋根にはけっこう雪積もってる。
たぶん前日から山頂にある避難小屋に泊まってるのだろう。
11時過ぎより歩き始めた。
まずは植林帯の急登を登る。
ウォーミグアップなしの出だしからの急登は一番疲れるけど、ここの急登は何故そんなに苦にならない。
あるとこにはあるね、雪もだんだん増え始めた。
雪景色は普段の何気ない景色も芸術的にしてしまう。
あぁーたまりませんね。
来て良かった。
青空も出始め風も全くなく静かな雪山を堪能しております。
ま白き世界は最高だ。
標高低い里山は冬が一番美しい。
鎖場に分岐に到着。
莇ヶ岳は鎖場が有名だけど、冬はさすがに危険なので今回は巻き道で。
鎖場の分岐を過ぎた辺りから急に風が出始め寒さも増してきた。
山頂着。
貸し切りの山頂は静かなものかと思ったら風が唸ってる(笑)
たまらず避難小屋に逃げ込む。
小屋では前日からお泊りの5パーティーの方々がいて、混ぜてもらってあったか空間でランチタイム。
冬は助かりますな。
この小屋は以前冬に登った時にもお世話になったけど、いつの間にか増築されてて更に快適になってた。
今度は泊まりで来てみたいな。
ランチ後はせっかくなので外で珈琲タイム。
初冬の山を楽しむ。
三ノ鎖場に下りてみた。
鎖はほとんど埋まって見えない。
以前も大雪の時にここに下りたけど、雪深くて戻るのに難儀したけど、今回はまだまだそこまでではない。
青空と雪のコラボは美しすぎる!
山頂に戻って名残惜しい景色を楽しむ。
冬山は寒いけど、この非現実的な世界が美しすぎてなかなか変える気がしない。
ここ最近はプライベートでメンタルやられまくってて、現実に戻るのが嫌で仕方ない。
冬山は人少ないし、虫いないし、そのあまりにも美しい世界に虜になってしまう。
そんな感じで雪山初めでこれが登り納めになるかもしれないけど、年越しまであと少し。
週末また最強寒波が来るみたいなので、ラストに何も考えられないくらいの激寒な登山がしたいなぁ!