岩国市二鹿地区にある熊ヶ山と雲霞山に初めて登って来た。
この二座は登山を始めた頃からずっと気になってた山で、いつか登りに行きたいと思いつつも
いつの間にかこんなにも時間がかかってしまった。
そもそも山というよりも二鹿地区には今まで訪れたことが一度もない。
すぐそばの国道187号線は数え切れないほど走ってるのに、そこから二鹿方面には入ったことがなかった。
そこは想像してたよりも遥かに素敵な場所だった。
11月20日辺りから仕事がとんでもなく大変になり(予想通りだけど)休みも返上して出勤したりトラブル続きで半ば精神状況おかしくなりかけてたので、12月5日ようやく夢にまで見た休日を満喫するために山に行こうと車走らせた。
とりあえず紅葉も終わってまだまだ僕の住む地方は雪の気配もないので微妙な季節。
当然登りたいという山もなく当てもなく運転しながら思いつく山に登ろうと思ってた。
車走らせてるとふと頭に浮かんだのは先に挙げた山たち。
これも山に呼ばれたという事になるのだろうか?
急きょ(あまり良くないが)運転しながら情報を集め向かうことにした。
登山の起点になるのは二鹿野外活動センター。
着いてみて二鹿区がこんなにも開けてのどかな場所だという事に気づいた。
キャンプ場もある事すら知らなかった。
家から約一時間くらいでまだまだ知らない場所が多いな。
下山後管理センターの方にお話し伺ってると、夏は目の前に流れる川も夏は堰き止めて
プールを作って子供を遊ばせることも出来るそうだ。
凄く分かりやすいイラスト入りの案内板。
シャクナゲ園があったりアサギマダラも飛来したりと見どころ多く色々気になる事満載。
来年は何度か訪れる事になりそうだな。
野外活動センターを起点に400mクラスの登れる山も多くあるみたいで、地元の方に綺麗に整備されてるみたいだ。
その中で今回は冒頭でも書いた通り昔から気になってた熊ヶ山と雲霞山に登ってみることにする。
野外活動センターから3分位歩けば熊ヶ山と雲霞山への登山口に着くけれど、今回そこはスルーして少し先の忠山、大人原というピークを経由しながら
熊ヶ山、雲霞山を目指すことにした。
この標識のセンスがたまらん。
ちなみに急きょ調べたのでこの山名が分からない。
たぶん一つはただ山でもう一つは?
道はよく整備されてて歩きやすいが、分岐が多く間違えやすい。
途中から松林に変わり足元がフカフカで歩きやすく膝にやさしい。
ここなんてもうテン場に最適。
ただ、松林は以前上高地の小梨平に何度かテント泊したことあるけど、あそこもカラマツの森に作られたキャンプ場なんでグランドシートに
松の葉がこびりついて掃除するのが大変だった記憶がある。
熊ヶ山方面に登って行くと先に忠山に着いたけど、一度来た道引き返して大人原というピークに立ち寄って再び忠山に戻って熊ヶ山に向かうことにした。
左の急登を登り大人原に向かい帰りは右側の周回ルートに戻ってくるつもり。
とにかく分岐が多い。
リサーチ不足なのでどの道が何処につながってるか分からない。
大人原到着。
さっきの忠山同様展望もない。
これは?
大人原から少し道に迷い右往左往しながら何とか忠山に戻って来た。
本命の熊ヶ山に向かう。
うるわしの熊ヶ山。
私も12年は思い続けてましたよ。
忠山から15分位で熊ヶ山に到着。
この山域というか二鹿地区にはこういう地元の方々のセンス良いお手製の案内標識が多い。
渋すぎ。
山頂は広く遮る木々も伐採されて展望最高。
昔は藪山だったらしいけど、地元の方々の尽力により気持ちよく登れる山になったらしい。
雲霞山へ続く縦走路。
山々に囲まれてとにかく景色最高。
あの真ん中の三角錐の山は小五郎山?
こちらは高照寺山か。
瀬戸内海もばっちり見える。
二鹿地区。
昼ご飯食べて雲霞山に向かう。
アップダウンが続く道を歩いて行くと展望岩という場所に出て目指す雲霞山の鋭鋒が見えた。
ここも景色良いけどすっかり雲が多くなりちょっと残念。
途中これも昔からガイドブックで気になってた涸松大木に出会う。
絵になるクロマツの巨木。
あともう少し。
雲霞山到着。
雲霞山大権現が祀られてる。
さらに海が近くなった。
雲霞山も展望は良いけど、個人的には先ほどの熊ヶ山の雰囲気の方が好きかな。
この山域は登山道を見て分かる通り絵になる松が多い。
展望岩に戻ってクロマツの巨木を遠目で確認。
分岐まで戻り下山開始。
熊ヶ山と雲霞山への登山道は植林帯をずっと歩く感じなので、今回はお隣の大人原と忠山から歩いて正解だったな。
下山後キャンプ場を下見したり、梅津の滝までの道を確認しにいったりした。
二鹿区はまだまだ見どころ多そうなんで今後も通うことになりそうだな。
帰って調べてると玖珂の蓮華山から二鹿地区に下りてこれるみたいなんで、また色々計画練りたいな。
まだまだ近場でも知らない場所多く楽しめそう。
収穫多い日になった。