小休憩は?

趣味の登山や自転車、週末の出来事などぶつくさ書きます。

Yさんと六甲山縦走

新年明けましておめでとうございます!
2018年も幕開けですね。
今年も安全登山で頑張りたいものですが、新春一発目の登山は早速遠征してまいりました。
遠征先は神戸の六甲山。

この企画は前々から考えていた訳ではなく、師走を迎えてからふと、年末年始の連休で何処か日帰りで遠征行けないかと考えてたら、六甲山が最近よく使う夜行バスを絡めると日帰りで半分くらいは縦走出来ると分かってきた。
なおかつ関西には昨年末に勇退して大阪に帰っていた山友のYさんがいるではないか。早速誘ってみたら都合つきそうだということで計画を立て始めました。
正直年末の慌ただしさの中なので曖昧な部分もありましたけど。

年末の大掃除もこなして、年明けの初詣やらの行事をこなしつつ、1月2日の夜夜行バスで一路神戸へ。

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明けて3日。
バスは三ノ宮駅に到着してから、電車乗り継ぎ須磨浦公園駅に移動。
Yさんとは途中の駅で無事に合流しました。お会いするのはYさんが九州に転勤する直前の2016年の春以来。
久々のご一緒ですが、相変わらず元気そうで何よりでした。



六甲山縦走は全山縦走すると、14~15時間かかるみたいなので、今回は須磨浦公園を起点に新神戸駅までの約半分を歩く予定です。
まずは最初のピークの鉢伏山を目指して日の出前のまだ薄暗い中延々と続く石の階段を登っていく。
早朝の5時40分ごろ三ノ宮駅に着いて、その1時間後にはもう歩き始めてるので地味にキツイ…



須磨浦ロープウェイ鉢伏山上駅でトイレ休憩。








鉢伏山山頂に到着。
30分ほどでしたが、ずっと登り一辺倒だったので体が温まりました。



お次は目と鼻の先の旗振山を目指します。





旗振山に到着。



ちょうど良いタイミングで朝日が昇ってきました。
この前地元で初日の出を見たばっかりだったけど、こっちの方が全然感動した!
同じ海から昇る朝日でも山の上から見る御来光はやっぱり心洗われる美しさです。



ここには旗振茶屋がありますが、御来光目当ての人で賑わってました。





歴史好きのYさんから聞いてた話の看板の一文。



後ろに目をやると明石海峡大橋が綺麗に見えてました。



お次のピークへ!
天気良くてもやはり山の中に入ると風が冷たくて冬を意識してしまう。
このピリッとした空気が逆に気持ち良いんですけどね。



鉄拐山に到着!



ここも360度ぐるっと絶景でした。
六甲山は思ってた通りトレランする人が多い。ここまででも5人くらいに追い抜かれました。



そして、あの奥の山が今回の遠征のメイン高取山。
何故メインかと言うと、新田次郎なら「孤高の人」に出てくる実在の人物加藤文太郎ゆかりの山だからです。
小説の中でも冒頭を飾る場面でもこの山の山頂が舞台。
この小説だけではなく、加藤文太郎に関する本にはけっこう影響受けてるので、正直あぁようやくこの山域に来れた!って感じです。
加藤文太郎の六甲山全山縦走は超人レベルでとても僕には無理ですが、いつかは宝塚まで全山縦走してみたいものですね。



お次の高倉台目指します。



全山縦走の地図。



おらが茶屋。



高倉台までいったん激下りです。



こういった感じで全縦標識が至る所にあります。



六甲山縦走はアップダウンの繰り返しで街中の舗装路歩きもたびたびあるので、これがなかなか堪える。




そして、お次の栂尾山まで今度は石階段の直登!
本当にまっすぐ登っていく!






栂尾山越えて一気に横尾山到着。



Yさんが指差してるのが高取山。
この先は六甲山の写真でもたびたび目にする須磨アルプスに入ります。





結構な岩場に見えるけど、正直大したことはない。真砂土の岩場なので滑らないように慎重に。



なかなかカッコいい。



滑落すると大怪我確実。







ここら一帯が馬の背と呼ばれる六甲山ではメジャーな場所。



そして、東山経由してまたまた街中まで激下り。
妙法寺を経由して。



いったん下っての街歩きはほんとダルい。



街中の平坦な歩きより山の中の登りの方が全然楽!



高取山ピークまでもう少しですが、まずは手前の春日神社へ。



ここも立派な神社でした。



高取山の懐に突入!



高取山山頂への最後の登り!





そして…
これが単独行加藤文太郎の愛した神戸の景色か…なんとも感慨深かったです。
彼はこの景色をどういった気持ちで眺めてたのだろう。
帰ったら小説また読み直そう。





高取山山頂で昼食。
まだ10時半でしたが、朝が早かったのでお腹ぺこぺこです。
ここまでいい天気の中歩いてきましたが、ここで雪がチラチラ舞い始めました。
冬だなぁとしみじみ。





もう一度この景色を心に留めて。



最後にお参りして下山開始。



すぐ下の本宮でもお参り。
今年一年の安全登山をお願いしました。



この後鵯越までながーい街中歩きでしたが、途中から雪がガンガン降り始めたのでひよどりごえの駅に到着してYさんと相談して.今回はここで終了する事にしました。
正月でもあるので早めに切り上げて、三ノ宮駅周辺で一杯やろうという事になりました。



良い感じの串カツ屋さんを見つけて、2時間あまり山トークをつまみに楽しく飲み語らいました。

夕方16時45分のバスに乗り、広島まで帰って後は電車で23時半に帰宅しました。

初めての六甲山でしたが、思い入れもあり低山でもなかなかの歩きご耐えで楽しめました。
神戸まで日帰りでもそこそこ歩けると分かったので部分的に歩いて、いつかは全山縦走果たしたいものです。

六甲山最高!