8月15日(水)
双六小屋~新穂高温泉
双六池キャンプ場の夜も雨が降ったりやんだりでたびたび目が覚めました。
4時起床。
いよいよ下山。
北アルプス最後の日です。
ここまで連日雨続きで、もうほとんどの装備が湿ってます。
僕の心も湿り気を帯びた状態です。
さすがに憧れの北アルプスといえどもさっさと下山して、風呂入ってさっぱりと
乾いた服に着替えたい!
乾いた服に着替えたい!
と、思って外に出ると、またしても雨降ってます・・・
またか・・・もういい加減うんざり・・・!
とっとと撤収して帰るぞ~!
++++++++++++++++++
朝6時下山開始。
歩き始めると昨日までの調子は何処へやらでこの日は全然体がついていきません。
前を歩くU君にどんどん離されていきます。
U君は昨日まで調子悪いって言ってたのが嘘のように、後ろを振り返ることなく
ギャンギャン飛ばしていきます。
ギャンギャン飛ばしていきます。
もうここからは完全に別行動となり、鏡平山荘で落ち合うも、歩き始めるとまたしても
どんどん飛ばして見えなくなるU君。
どんどん飛ばして見えなくなるU君。
これなら、昨日はもっと登れたんじゃないの?と、少し頭にきてしまった僕。
せっかく2人で歩きに来たのに・・・この山行中はなぜかお互いの考えや行動が
ちぐはぐだったような気が・・・
ちぐはぐだったような気が・・・
と、この時はなんだか凄いもやもやした気持ちで、とにかくただただ足を動かしてただけの
様な。
様な。
下山中はどんどん雨も激しくなり、もうぜんぜん楽しめてない自分がいました。
わさび平小屋に到着しても、休憩しているU君を無視してそのまま歩き続けました。
もうどうでもいいや~って感じで、とにかくこの山行を早く終わらせたかった。
いつもなら下山中は終わるのが寂しい気持ちになることが多いのに、もうこの時は病んでます。
もう少しでゴールという時に、遠くに追いついてきたU君の姿が見えたので、このまま一人で
ゴールするのも・・・と思いなおし少し待って2人でゴールしました。
ゴールするのも・・・と思いなおし少し待って2人でゴールしました。
少々気まずい雰囲気でしたが、一応握手。
ゴールしても何の充実感も達成感もありませんでした。
とにかく「やっと終わった・・・」というだけでした。
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その後は3日ぶりに温泉入ってさっぱりして、外に出てみりゃまた雨降り出すし・・・もうなんの呪い?
帰りのバスに乗り込み、高山駅に着いて、2人でプチ打ち上げに。
飛騨牛のサイコロステーキ。マジ旨かった~!
こうして憧れ続けた北アルプスの旅は、終わってみると最後まで天候にも恵まれず、カメラはトラブルし、U君との登山スタイルや、山への考え方の違いが露呈するなどして、自分がやりたいことや、見たかったものの半分も達成出来なかった辛い山行になりました。
しかし、このきつかった経験は必ず今後に役立つことと信じたいものです。
今はまだ疲れが溜まってるのか、体の調子も今一で、冷静にこの山行を思い返せてない感じですが、ゆっくりと振り返っていこうかと思います。。
また北アルプス縦走する時はぜひとも晴れることを願いつつ、この山行のロングシリーズ終了したいと思います。
完
完