今年もなんだかんだでもう紅葉シーズンじゃないか。
何だかんだというのは色んな意味があるんだけど、仕事に追われて忙殺されていく日々だったり、家庭の事だったりと
いつの間にか今年もこんな季節になっていたという心境。
というのも山にハマってからは多忙な毎日を過ごしながらも、何処かで常に山の事を考えてて一年間の中で何度か大きな遠征に出かけていた。
常に頭の中では妄想登山をしていて、次の連休には何処そこの山域に遠征に出かけたいだとか、次はあの縦走路を歩いてみたいだとかとにかく
山の事が頭の片隅にあった。
それがそれが・・・
ここ最近は気づいたら山の事を考えてない事に気が付くという状況。
僕は若い時から何か夢中になる物がないと生きていけないというか、そういう没頭するものがないと仕事も頑張れない質で若い時は音楽活動に全力を注いできたつもりだし、
バンド生活が終わってからは運よく山というものに巡り合えた。
これが今は気が向いたら山に出かけてる感じで以前ほど山に対して大きなものに立ち向かう気概がなくなってる気がする。
うーん何というかとにかく前ほどモチベーションが上がらないというのは事実。
正直以前はどういう気持ちで遠征計画を立てていたのか分からなくなってしまっている。
ちょこちょこ里山には登ってるものの単なる時間つぶし感が否めないのも事実。
年齢を重ねる事で単独行で登り続けるのはここいらが限界なのだろうか?
これもコロナによる一時的な停滞状況なのか?
正直今は仕事にもプライベートにも悩み事はあるので人生の過渡期ではあると思うんだけど、この先の生き方に迷ってる感はある。
前はそんな状況でも「俺には音楽がある」「俺には山がある」と自分の人生の後ろ盾となる物があった気がする。
今はそんな自信がなくなってしまってる。
それでも一度山に入ればそんなモヤモヤしたことは忘れてしまって自然の美しさだったり、偉大さだったりを感じれるのも事実。
山が嫌いになったりすることはないと思うんだけど、もっと冒険心を思い出したいというのかな?
その気持ちを思い出すにはどうすれば良いか分からなくなってしまったという事かもしれない。
今は色んな状況が絡み合ってとにかく余裕がないのかもね。
ま、後は自分の年齢からしてもう老いを実感してきてるのもあると思う。
こんな時こそ山の言葉で「山は逃げないから焦らないで」「一歩一歩進めばいつかは頂上に着くものなんです」
という事を肝に銘じて毎日過ごしてればまた以前の様な熱い気持ちを取り戻せると信じるしかないのかもね。
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と前置きが長くなってしまったが、今年も恒例の秋の石鎚詣でに出かけてきた。
なんだかんだで5年連続。
もういい加減飽きが来るんじゃないかと思ったりもするけど、この時期になるとソワソワする。
やっぱり紅葉の石鎚山は外せなくなってるな。
今年も昨年同様土小屋に前乗り車中泊で行くことにした。
2021/10/10
土小屋駐車場で朝5時目を覚ますと予想通り良い天気。
ただどうも風が強い。
6時過ぎに歩き始める。
上空では風が唸ってるけど登山道はすこぶる快適。
寒くもなく丁度いい快適な気温。
瓶ヶ森は分厚い雲がかかってる。
しばらく進むと石鎚山の姿がはっきりと現れた。
こんなにも道中綺麗に見えたのは初めてじゃない?
いつもこの辺りでは天気悪くて二ノ鎖小屋が近づくまでは稜線はほとんど見えたことなかった気がする。
ただ山頂はかなり風強いね。
天気はもの凄く良くて青空が綺麗。
道標が綺麗になったね。
昨年もあったっけ?
いやー気持ち良い!
石鎚の存在感凄いね。
こんなにも姿を見ながら登れるなんて今年は良い感じだ。
ナナカマドの実も赤いねー
紅葉も青空に映えるね!
毎年この辺りから見上げる紅葉と岩峰のコラボが良い感じなんだけど、今年は染まり具合が今一つか?
主稜線も綺麗に見えるんだけど。
相変わらず風が凄いスピードで動いている。
二の鎖小屋に到着。
目指す稜線。
今年は鎖場回避。
ひたすら巻き道で行く。
8時半弥山山頂到着。
天狗岳の姿見えず。
徐々にガスが薄くなってきてるんだが。
出た!
瓶ヶ森も出た!
すでに沢山の人が天狗岳に向かってる。
いつの間にか二ノ森方面も綺麗に晴れた。
みんな撮影に必死です。
よし、天狗に向かうか。
天狗への稜線は紅葉綺麗だな。
弥山を振り返る。
斜面の染まり具合がいつもより薄い気がする。
天狗へは少し渋滞してきたな。
天狗岳の山頂は順番待ちなので先に南尖峰に向かう。
こちらも斜面がもうチョイだな~
天狗を振り返る。
うーん、色好きが惜しいな。
南尖峰も渋滞してるな。
このご時世なので密を避けて今回はここで止めた。
天狗の山頂に戻って来たけど、相変わらずの撮影順番待ち。
こちらも今回は諦めた。
弥山に戻って来た。
これからどんどん人が増えてくるのでカップラーメン食べて下山開始。
途中で振り返る。
石鎚山良い山。
しかし、今回はほんと天気最高だな。
瓶ヶ森方面もくっきりぱっきり。
またあの山もいつか登りに行きたいな。
今回もサクッと登ってサクッと下りてきたけど、天候に恵まれて良い日だった。
紅葉は今までで一番染まり具合はイマイチだったけど、やっぱり石鎚山は西日本最高峰だけあって存在感がハンパない。
石鎚も良いけど笹ヶ峰だったり伊予富士だったり、四国にはまだ登ってみたい山沢山あるからまた来たいな。
そろそろ冬が近づいてきたけど、もっと山に夢中になりたいな。
以前の様に。
熱い想いよ甦れ!