今年の秋も恒例の石鎚山に行ってきた。
4年連続この時期には欠かせない風物詩だ。
今年は新型コロナウィルスのおかげで何をするにも出足が鈍り、なかなかテンション上がらずこの恒例行事も
正直行こうかどうしようか直前まで悩み10月10日の朝にようやく気持ちが固まり急きょ慌てて準備したのだった。
10日の土曜日は天気がそんなに良くないことは分かってて、翌日の日曜日は確実に晴れる予報だったんで安心して海を渡り四国まで入った。
だが、登山口の土小屋に近づくに連れてどんどん天気悪くなり、地獄の林道走行では標高上げるに連れて雨と霧で視界が悪い。
なかばうんざりしながらも夕方17時何とか土小屋駐車場に辿り着くも荒れ模様・・・
自宅から7時間近くかけて運転してきたにもかかわらずこの天気でテンションダダ下がり・・・
外にも出れないんで車中で一杯やってさっさと寝た。
ところが、深夜23時半トイレに行きたくて目を覚まし、外に出ようとするとポケットに入れていたキーでいつの間にかドアロックがかかってる。
昨年車を買い替えたんだが、今までの感覚で何も考えづにドアロックを手動で解除すると・・・
パー!パー!パー!!!!!
セキュリティアラームがけたたましく鳴り響きだした・・・!
ヤバい!こんな時間にこんな場所で!
寝ぼけ眼のパニック状態で大慌て!!!
何とか止めたものの恥ずかしさや近所迷惑や罪悪感やとにかくまいった・・・
最近の日本の車はセキュリティやり過ぎじゃないかね?
必要かどうかは所有者が決める事として設定でどうにかならないのかね?
街中でもたまに鳴り響いてるし、正直有難迷惑だわ・・・
その後は気持ちを取り戻し何とか再び就寝。
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明けて10月11日。
4時に目を覚ましてトイレに行くも外はまだしつこく雨が降ってる。
天気次第ではご来光登山も考えてたんだけど暗い雨の中を歩いても面白くないんで再び寝袋の中へ。
そのままウダウダ過ごし、のんびり準備しながら明るくなるのを待った。
結局6時過ぎに雨も小康状態になったんでようやく登山スタート!
ちなみに土小屋のレストハウスはモンベルショップに改装されてた。
行く道中知ったけどいつの間に!
石鎚神社に登山の無事を祈願して。
歩き始めは行けども行けども展望はなし。
リンドウもしょぼくれてます。
少しづつ紅葉も出始め。
足もとは紅葉シーズンですな。
ガスってても良い雰囲気になって来た。
おっ。
おぉ~。
これよこれ!
やっとガスが抜けてきた。
雲海に浮かぶ瓶ヶ森。
青空に紅葉。
来た甲斐があったな。
残り月と紅葉。
主峰群の稜線も見えてきた。
今年もどうやら良い感じのようだ。
早くあそこまでたどり着きたいな。
二ノ鎖小屋分岐に到着。
先月半ばに右足太腿打撲してまだ完治してなかったんで出かける前は鎖場は敬遠するつもりだったんだけど、ここまで来たら久々登りたくなった。
登り始めはいつも数珠つなぎ状態で一杯の人達で賑わう鎖場も誰もいないと思ってたら上に一人見えました。
この日は雨で濡れた岩場に難儀した。
足が滑りまくりで怖い!
ほとんど腕力で登る状態。
しかし、紅葉も一段と彩りが鮮やかになってきた。
鎖場を何とか越えて山頂まであと少し。
何気にここの鉄階段が足に堪える。
弥山山頂に到着。
今年もドンピシャ!
お目当ての天狗岳は今年も裏切らない!
素晴らしい紅葉だ!
二ノ森方面。
天狗岳に向かう。
この景色は何度見ても感動する。
振り返って弥山。
これまた素晴らし。
天狗岳へは何年か前から巻き道が通行止めになったんで岩の稜線を辿ることになる。
足もとの紅葉も素晴らし。
たまらんなぁ・・・
天狗岳登頂!
昨年はあまりの渋滞にパスしたんだけど、やっぱりここは来なきゃいかんね。
南尖峰の美しさったら!
今年は雲海に滝雲もセットで楽しめる。
裏天狗。
南尖峰まで足を延ばすけど、ここからの景色も最高。
まさに紅葉のウイニングラン。
何処を見ても美しい。
歩いてきた道を振り返る。
ナナカマドの実か?
天狗岳に戻って来た。
弥山まで帰るけど、きっと人が増えてるだろうな。
なんか変な意味で天空の竜宮城という言葉が浮かんだ。
弥山に戻って絶景眺めながらカップラーメンで昼食。
どんどんいっぱいになる山頂を後に下山開始。
雲海に浮かぶ瓶ヶ森。
幻想的だな。
瓶ヶ森の奥には赤石山系や剣山系。
名残惜しいが帰らねば。
朝しょぼくれてたリンドウも目を覚ましてた。
無事に下山。
久々の長距離移動しての県外山行。
毎年恒例になって来た石鎚山紅葉詣で。
ここはこの時期やっぱりはずせんなと改めて思った。
車中泊がもうちょい快適だったら良かったなとか贅沢を行ってしまうけど、それはそれで十分楽しめた遠征だった。
現地で温泉入ったり、美味しいもの食べたりしたいけど、ウィズコロナの時代に登山遠征も色々気を使うようになって家から山を往復するだけしかできないど、致し方ないね。
遠征行って素晴らしい景色を堪能できるだけ幸せだと思おう!